桜井 孝身

Takami Sakurai

1955年、桜井孝身は前衛美術集団「九州派」を結成します。
戦後、日本の現代芸術の大きな潮流をつくった「九州派」のリーダーとして、福岡から全国へ、フランス・アメリカなど海外にも発信した芸術家です。
読売アンデパンダン展、九州派東京展にも先頭となり参加し、「ネオ・ダダ」などとも積極的に交わりながら、前衛芸術の急先鋒としての「九州派」の存在を印象付けていきました。

65年、サンフランシスコに渡り、ビートニクの詩人であるアラン・ギンズバーグゲーリー・スナイダーと出会い、哲学的・宗教的な問題への関心を強く持ちます。70年、2回目の渡米、サンフランシスコで日本人芸術家共同体「コンニャク・コミューン」を創設します。1973年以降フランスに渡り、以後、福岡市中心に、東京、パリなどで多く個展を開催しました。

その生涯はドラマティックで、膨大で多様な作品はエネルギッシュで私達に表現の意味をたたきつけてきます。初期はアンフォルメル絵画が主でありましたが、次第に反芸術的オブジェ、パフォーマンスへと展開。作品はコールタール、アスファルト、ムシロ、ドンゴロス(麻袋)といった労働者の生活臭と結びついた素材の使用で特徴付けられます。

桜井は海外生活の中で、より明るく開放的な極彩色の細密な表現へと変化します。
桜井が描く絵画の中の人物や顔は赤で色付けされ、この熱さの象徴である赤という色が「社会的しるし」となります。それぞれの人々は独自の存在としての生活を持ち、同時にヒッピーたちが発見したように、さまざまな色をした人種の人間共同体の生活である事を描き出そうとしました。彼のテーマは「平和」や「命」に愛着を抱き「人類と宇宙」を描いているのかもしれません。

1953 福岡学芸大学卒業
1955 第40回二科展 東京都美術館
1956 ペルソナ展 福岡県庁西側外壁
1957 – 68 九州派参加
1965 渡米 (〜’67)
1970 可能性への意志 北九州市八幡美術館
第4回九州・現代美術の動向展 福岡市文化会館
桜井孝身個展 福岡市文化会館
2回目の渡米 コンニャク・コンミューンを始める(サンフランシスコ)
1971 コンニャク・レポルージョンアート展(サンフランシスコ)
1973 名古屋市長選挙指名大会 麻布公会堂
フランスへ移る
1974 グループ「クスグリ」結成(パリ)
1975 第7回今日の美術展 福岡市文化会館
1975 個展 画廊春秋 / 東京 (’79,’83,’87,’88)
1976 個展 福岡画廊(’77,’79,’80)
1977 個展 ランベール画廊 / パリ(’81,’82)
1978 ルーベン大学招待展
1979 「髭の痕跡 桜井孝身小文集」
1980 福岡市美術館開館1周年アジア現代美術展 福岡市美術館
1982 個展 ギャラリーDON / 福岡市
1983 1960年代- 多様化への出発 東京都美術館
1983 個展 ギャラリーロビン / 福岡県甘木市
1983 個展 フジカワ画廊福岡店
1984 現代美術の20年 群馬県立近代美術館 / 高崎市
1985 個展 リブ / 北九州市
1986 サロン・ド・メ展(〜88)
1986 個展 ジャンク画廊 / パリ
1987 個展 ほわいとギャラリー / 福岡市(〜88)
1987 「I DISCOVER JESUS CURISTY IS A WOMAN」出版
1988 九州派展〜反芸術プロジェクト 福岡市美術館
1995 戦後文化の痕跡 目黒区美術館 / 東京
1998 戦後日本のリアリズム 名古屋市美術館
1998 福岡美術戦後物語 福岡市美術館
2001 ネコに犯された桜井孝身 ギャラリー風 / 福岡市
2002 ナイーブな絵画 福岡市美術館
2004-05 痕跡 – 戦後美術における身体と思考「痕跡―戦後美術における身体と思考」京都国立美術館・東京都国立美術館
2005 九州力 -世界美術としての九州 熊本市現代美術館
2006 SAKURAI NAKAMURA二人展 福岡市美術館特別展示室B
2007 喜多美術館 「人間誕生とパラダイスへの道 シリーズ」 / 奈良
2012-13 美術にぶるっ!ベストセレクション 日本近代美術の100年 第二部実験場1950s 東京国立近代美術館
2014 「桜井孝身/オチ・オサム/石橋泰幸―九州派黎明期を支えた3人の画家」福岡市美術館

▪️ コレクション
福岡市美術館 →桜井孝身収蔵作品
サンフランシスコ美術館


【English】
Takami Sakurai was born in Kurume City in 1928.
Formed the Kyushu-ha in 1957.

As the leader of the Kyushu-Ha, which set a major trend in contemporary art in Japan after the war, he has traveled from Fukuoka to all over the country, and even overseas to France and the United States.

He took the lead in participating in the Yomiuri Independant Exhibition and the Kyushu-ha Tokyo Exhibition, and actively engaged with Neo-Dada and other groups, making an impression of the Kyushu-ha as the spearhead of avant-garde art.
In 1965, he moved to San Francisco, where he met Beatnik poets Alan Ginsberg and Gary Snyder, and developed a strong interest in philosophical and religious issues.
1970 was his second trip to the U.S., where he founded the Konyaku Commune, a community of Japanese artists. In 1973, he moved to France, and since then he has held many solo exhibitions in Fukuoka, Tokyo, Paris and other cities.
His life has been dramatic, and his vast and diverse works are energetic and inspire us with the meaning of expression.
His life is dramatic, and his vast and diverse works are energetic and make us question the meaning of expression.

1953 graduated Fukuoka Liberal Arts University
1955 40th Nika Art Exhibition, Tokyo Metropolitan Art Museum
1956 Persona Exhibition, outer west side of the Fukuoka prefectural office
1957-68 part of Kyushu-ha
1965 went to the United States (~’67)
1970 “Kanousei e no Ishi“ Kitakyushu Hachiman Museum of Art
Kyushu: Trends in Japanese Contemporary Art Exhibition, Fukuoka Bunka Hall
Sakurai Takami solo exhibition, Fukuoka Bunka Hall
went to the United States for the second time, started working with the konyaku commune (San Francisco)
1971 Konyaku Revolution Art Exhibition (San Francisco)
1973 Nagoya mayor nominating election convention, Azabu public hall
moved to France
1974 formed the group “Kusuguri” (Paris)
1975 7th Art Of Our Time Exhibition, Fukuoka Bunka Hall
1975 solo exhibition Gallery Shunju/Tokyo (’79, ’83, ’87, ’88)
1976 solo exhibition Fukuoka Gallery (’77, ’79, ’80)
1977 solo exhibition Yvon Lambert Gallery/Paris (’81, ’82)
1978 Rubin University invitation exhibition
1979 “Sakurai Takami’s small anthology: Kami no Konseki”
1980 Exhibition of Asian Contemporary Art, Fukuoka Art Museum
1982 solo exhibition Gallery DON/Fukuoka
1983 1960s – departure towards diversification, Tokyo Metropolitan Art Museum
1983 solo exhibition Gallery Robin/Amagi, Fukuoka
1983 solo exhibition Fujikawa Gallery, Fukuoka Store
1984 20 Years of Contemporary Art, The Museum of Modern Art Gunma/Takasaki
1985 solo exhibition Ribu/Kitakyushu
1986 Salon de Mai (~’88)
1986 solo exhibition Junk Gallery/Paris
1987 solo exhibition White Gallery/Fukuoka (~’88)
1987 published “I DISCOVER JESUS CURISTY IS A WOMAN”
1988 Kyushu-ha exhibition ~ anti-art project Fukuoka Art Museum
1995 “Japanese Culture: The Fifty Postwar Years”, Meguro Museum of Art/Tokyo
1998 Realism in Postwar Japan, Nagoya City Art Museum
1998 Fukuoka Bijutsu Sengo Monogatari, Fukuoka Art Museum
2001 Neko ni okasareta Sakurai Takami, Gallery Kaze/Fukuoka
2002 Naïve art, Fukuoka Art Museum
2004-05 Traces: Body and Idea in Contemporary Art
2004 National Museum of Modern Art, Kyoto/National Museum of Modern Art, Tokyo
2005 Kyushu Ryoku – Sekai Bijutsu toshite no Kyushu/Contemporary Art Museum Kumamoto
2006 SAKURAI TAKAMI two people exhibition, Fukuoka Art Museum special exhibition display room B
2007 “Birth of Humanity and the Road to Paradise Series“ Kita Modern Art Museum/Nara
2012-13 “Art Will Thrill You!: The Essence of Modern Japanese Art, Experimental Ground
1950s“/National Museum of Modern Art, Tokyo

【Chinese】
1928年在福冈县久留米市出生。
1957年,创立九州派。
战后,作为日本当代艺术主要潮流的九州派的领袖,他不仅从福冈到全国各地,还出国到法国和美国扩展活动。 他引领参加了”读卖独立展”和”九州派东京展”,并积极参与「新达达」运动,作为前卫艺术急先锋的九州派给人留下了深刻印象。
1965年,他前往旧金山,在那里他遇到了披头士诗人Allen Ginsberg和Gary Snyder,并对哲学和宗教问题产生了浓厚的兴趣。
1970年是他第二次访问美国,在那里他成立了日本艺术家社区 “魔芋公社”。
1973年,他搬到了法国,从那时起,他以福冈市为中心,在东京和巴黎举办了许多个人展览。他的生活充满了戏剧性,他丰富而多样的作品充满了活力,并向我们呈现了表达的意义。


<美術館コレクション Museum collection>
福岡市美術館 桜井孝身収蔵作品


ゼロ次元 工藤哲巳から桜井孝身に寄せられたハガキ



「鳥と火山」
oil on canvas / W450 × H380 mm / 1982


「無題」
oil on canvas / W450 × H330 mm


「天使」
oil on canvas / W410 × H320 mm


「太陽への道」
oil on canvas / W380 × H455 mm


「天使」
oil on canvas / W180 × H140 mm


【About Kyushu-Ha】

Japanese text
English text
Chinese text


【Website Japanese】
桜井孝身の哲学から「奇跡の前衛美術集団 九州派」を読み解く作品集制作プロジェクト website

現代美術の在り方を考える。桜井孝身・櫻井共和「九州派をつくったもの、九州派からうまれたもの」Picon web

東京文化財研究所 福岡を拠点に結成された前衛美術集団「九州派」の創立メンバーとして知られる美術家の桜井孝身 website

歩く浄土74:内包的な自然7-桜井孝身の死 website

【Article Japanese】
美術手帖 作家訪問 世界を翔る四流 #1#2#3#4#5#6#7#8

西日本新聞 4th .Dec 1967 芸術のニジの橋を 福岡―サンフランシスコ ヒッピー文化を爆発 桜井孝身 article

西日本新聞 31th .Jul 1967 サンフランシスコ美術館の依頼で日本人街に壁画 article

毎日新聞 19th.Sep 1973 放浪者の鎮静 article

フクニチ新聞 9th. Aug.1976 しあわせになる絵 article

西日本新聞 23th.Jul. 1977 愛を歌う曼陀羅 article

フクニチ新聞 26th. Jul. 1977 パラダイスへの招待 article

西日本新聞 27th.Feb.2016 article

創造へのどん欲な試行 article

幻想的な愛の描写 article

ランベール画廊 桜井孝身 ある哲学的画家 1977 article

桜井孝身 世界を翔る四流 article

【Text Japanese】
絵とこころざし 桜井孝身作品集1979より 表紙 ・ #1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5 ・ #6

桜井孝身の絵の世界 桜井孝身作品集1979より 表紙 ・ #1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5 ・ #6 ・ #7 ・ #8 ・ #9

九州派は前進する 桜井孝身 text

革命の美術 Alain Navarra (美術史家/フランス)text

光と音の芸術グループ「ビル・ハム」桜井孝身 サンフランシスコにて text

世界画壇をとる- 回路からの報告書 風濤 no.1 (風濤書房/1976年) text

伝統を超えるもの 九州派機関誌 桜井孝身 text

九州派機関誌三号 桜井孝身 text

私の小さな美術論 桜井孝身 #1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5 ・ #6 ・ #7 ・ #8 

サンフランシスコ時代の友人 桜井孝身 #1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5

嶋本昭三先生(具体美術)を論ずる #1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5 ・ #6 ・ #7 ・ #8 ・ #9 ・ #10 ・ #11 ・ #12 ・ #13 ・ #14 ・ #15 ・ #16

日本人美術家が外国(パリ)で逮捕されたら「どうなるか?」それを美術と化した「裁判パフォーマンス」美術の国際化の最前線からの報告と記録。#1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5 ・ #6 ・ #7 ・ #8 ・ #9 ・ #10

桜井孝身によってアングラ・アーチストであることを証明された ゼロ次元(美術手帖) 加藤好弘 no1 ・  no2「夢タントラ学派」 #1 ・ #2 ・ #3 ・ #4 ・ #5

美術情報並び研究所(仮称)設立趣旨書 桜井孝身 #1#2 

皆島万作先生からの頼り、1987年ロスアンゼルスからパリへ 皆島万作 text

桜井先生 工藤哲巳 Text

桜井孝身という男 1966.9 清水 暎凰 Text

孝身のパフォーマンス 阿部成人(元フクニチ新聞文化部記者)

桜井、大いに吠える! #1

1960年前後、激動する時代を背景にアンフォルメル絵画とオブジェを武器として「芸術」と「東京」に総攻撃をかけた驚異の前衛美術集団 九州派展 GROUP KYUSHU HA 反芸術プロジェクトより Text

生きてることが全て芸術だ 桜井孝身Text 

【Website English】
CHRISTIE’S 2016 Live Auction website


【Text English】
A messenger of love that destroys coincidences and bleaches the world About Takami Sakurai
Yoshida Yoshie text

Art of the Revolution Alain Navarre, French art historian text

Kyushu-Ha moves forward to bring Kyushu art to the World Takami Sakurai text

Gallery MORYTA exhibition 九州派 2019 website
Gallery MORYTA exhibition 九州派 2018 website