安元亮祐 展 – 大地に根ざすものたち –

Ryosuke Yasumoto Exhibition

2007年9月 8日(土) - 9月30日(日)

■ DMtext
安元亮祐展-大地に根ざすものたちー

2007年度の安元亮祐展を開催します。ギャラリーでは12回目の個展となります。「絵は考え込むのではなく、無心に取り組むもの。」一貫したスタイルで心の回路を通過した心象風景を描き続ける安元亮祐2007年度の新作展です。
グレーを基調とした哀愁を帯びた色調、繊細で深みのある画面が、見る人の心に詩を漂わせます。「絵は自分の分身なのだから、絵は自分の魂なのだから、魂は地球より重いのだから」安元亮祐の絵には動きがある、そして魂があると言われます。
どこか不思議で、それでいて何か愛くるしいイキモノたち。訪れたことも、見たこともない街角は、なぜかしらなつかしい記憶が呼び覚まされます。静寂でしんとしながら、どこかしら温かい魅力をたたえた神秘な世界です。
寓意に満ちた幻想的な世界をぜひ楽しんで下さい。

■ 安元亮祐プロフィール
1954年、兵庫県姫路市生まれ。
肺炎からくる高熱が原因で聞こえなくなった。
小学校の頃から絵に熱中、画家になろうと決意し1972年に東京教育大(現、筑波大)付属聾(ろう)学校美術専攻科に進む。
恩師の大原省三先生の「ろうあ者は不幸なのではない、不便なだけだ。
自信を持って歩け。」の言葉は、その後の画家の支えとなっている。
1972年に光風会展に初入選。1975年筑波大学付属聾学校中退。
学生時代から独特の色彩感覚など日本人離れした感性で頭角を現した。
1988年には安田火災美術財団奨励賞受賞。
1989年セントラル美術館油絵大賞展・佳作賞受賞、1992年安井賞展出品。
具象絵画や彫刻の新人登竜門といわれる、
第27回昭和会展(日動画廊主催)では昭和会賞を受賞し一躍注目を集める。
    
■ Opening
9月8日(土)pm5:00~ 「安元亮祐を囲んで」