斎藤真一 展 -さすらいの道 – 第5回遺作展

Shinichi Saitoh Exhibition

2002年1月19日(土) - 2月10日(日)

■ DMテキスト
「貴方は今世紀、今何故生きているのですか」
「貴方は何故,貴方なのですか」
<斎藤真一>

■ 斎藤真一プロフィール
1922 (大正11)岡山県生まれ。
1948 東京美術学校(現芸大)卒。
1959 バイクでヨーロッパ各地を旅行。
1959 藤田嗣治を訪ね,日本の美は東北にあると啓示を受ける。
1961 津軽三味線の音色に驚き、古老より瞽女を教えられる。
1961 以後10年かけて越後瞽女宿300軒を巡り亡き瞽女200人を発掘。
197 文春画廊で越後瞽女日記展。
1973 エッセイストクラブ賞受賞。
1975 お春瞽女物語り展。
1977 パリ個展開催。
1978 絵日記「瞽女を訪ねて」刊。
1979 さすらい斉藤真一展/池袋西武。
1985 明治吉原細見記展/西武アートフォーラム
1985 作品「吉原炎上」が東映より映画化。日本橋高島屋個展。
            
■ レビュー
郷愁という一筋の道に生涯をかけた画家、斎藤真一。
斎藤芸術の真髄である、越後の山村で生きた盲目の旅芸人「瞽女(ごぜ)」シリーズや、明治の吉原遊女の過酷な生きざまに、命を張って描き続け、失われた日本文化を再認識させたことで高い評価を得た。
今回は、1950年代からの初期の作品を中心に発表いたします。新世紀のスタートに、「人間の生きる尊厳さ」を絵の前で感じていただければ幸いです。

■ Opening
1月19日(土)pm4:00~ 追悼番組ビデオ随時放映します。