PRINTS GROUP SHOW – BLACK LINE –

Group Exhibition

2007年2月24日(土) - 3月11日(日)

■ DMテキスト
時代を越えて愛され続けている版画の展覧会を開催します。
駒井哲郎、浜口陽三、菅野陽は、銅版画自体が未開拓であった1950年代から技術や方法を研究,表現を探求して独自の世界を作り上げていきました。
駒井,浜口は,現在になって版画かとして十分に知られた存在です。
菅野は生前、銅版画家としてだけではなく,銅版画技法の研究者として知られ,著書に「銅版画技法」(1962 美術出版社)、「日本銅版画の研究近世」(1974 美術出版社)などがあり,その後の日本の版画の可能性に大きく貢献した人物でしょう。
池田満寿夫、香月泰男、草間彌生、 野見山暁治などの版画作品も展示致します。
20世紀最大の宗教画家と称されるジョルジュ・ルオーの作品、戦争の世紀に生きる人間を描いたルオーの最高傑作といわれる連作版画「ミセレーレ」,彼が1922年から27年にかけて制作し,48年に出版した版画集です。ルオー自身「色彩の王者」と呼んだ色”黒”で表現された初期の作品「顔に皺を描かぬ者はいようか?」(1923年)を展示いたします。

■ 参加アーティスト
駒井哲郎
浜口陽三
菅野陽
香月泰男
浜田知明
草間彌生
野見山暁治
池田満寿夫
斎藤真一
V.モラディ
G.ルオー
フォートリエ
ホックニー
マン・レイ
安元亮祐