Pollen 04 オ-プニング企画展

pollen Exhibition

2004年1月18日(日) - 2月20日(金)

■ DMテキスト
POLLEN(花粉)
出会いは偉大なる芸術である。
昨年出会ったピエール・バルーさんから、いろいろなことを感じさせてもらいました。
「ひとつひとつの言葉やしぐさを風が宙に舞わせる。どこにそれが落ちていくかはわからない。だが思考自身に生命の種が宿っていれば、花粉のように飛び広がり、実を結ぶのだ」
<ピエール・バルー>

ひとびとのアートに対する意識や態度に変化が訪れること。それはアートに限らず、文化や社会全般に繋がっていくのだと思います。

■ ピエール・バルー Pierre Barouhierre Barouh
1934年2月19日 – 2016年12月28日[1])は、フランスの音楽家であり、俳優でもある。
また、インディレーベル『サラヴァ』の主宰者であり、映画監督、プロデューサー、才能発見者である。

プロフィール
パリ生まれ。14歳のころから世界を放浪する。
1966年の名作『男と女』でヒロインの夫役を演じ、一躍有名になった。
俳優としてはクロード・ルルーシュ作品の常連だが、バルーは作詞、作曲、歌もこなすシンガーソングライターである。
ジャーナリスト、バレーボールの代表選手だった経歴もある。
14歳からギタリストとして音楽活動をはじめ、ポルトガルを旅した際にシヴーカに出会ったことからブラジル音楽のボサノヴァをしり、フランスに戻りボサノヴァを広める。
音楽レーベル『サラヴァ(Saravah)』を設立、独特の制作センスで多くの作品を発表すると共に、日本における「フレンチ・ボサ(French Bossa)」ブームの火付け役も担った。

私生活では、『男と女』で共演したアヌーク・エーメと1966年に結婚したが、3年後に離婚。
その後日本人女性との間に子供をもうけている。近年は日本での活動も度々行い、公私共に日本と縁が深い。また、娘のマイア・バルーも、2006年から音楽活動を開始した。
『ル・ポレン(花粉)』は、高橋幸宏、加藤和彦を筆頭に、YMO、ムーンライダース、清水靖晃、マライアなどのメンバーがサポートした。セゾンカードのコマーシャル『一緒なら、きっと、うまくいくさ』に、表題作『花粉』が使用された。 翌年リリースされた『シエラ』(アルファレコード)では、大貫妙子、立花ハジメとも共演した。
2016年12月28日、心臓発作のため死去