MORYTA+ 塩井一孝/三津木晶 展 – pollen –

Kazutaka Shioi / Aki Mitsugi Exhibition

2012年6月24日(日) - 7月 8日(日)

■ DMテキスト
ギャラリーモリタから始まる、” effet pollen ”
Gallery MORYTAは次の時代に向けてさまざまな試みを発信していおきたいと考えています。作品に込められている作家の思いと,何かを探し求める人たちが集まり交差することにより,繋がりが生まれ,新たな化学変化が起きます。「発信していくものに命の種が宿っていれば,花粉のように飛び広がり、やがて実を結ぶ」とは知人であり詩人でもあるピエール.バルー氏のことばです。
そこで、こうしたギャラリーモリタが提案する企画や活動、そしてそれらによって広がる輪を「effet pollen(エフェ・ポーレン)」(花粉現象)と名づけました。
Gallery MORYTAでは「MORYTA+」(モリタプラス)として新たな才能を発掘し,紹介しています。そこで今回effet pollen第一弾として,次の時代を担ってくれるであろう塩井一孝と三津木晶による展覧会を開催します。つくるということ,何かを生み出すということは人をときめかせ,真の豊かさを感じさせてくれるきっかけとなると信じています。
二人のひたむきに創作する姿勢は、きっと何かを感じとらせてくれることと思います。
                     ギャラリーモリタ 森田俊一郎

□ 三津木晶
わたしは見ているものをもっとよく見るために描いています。
また描くことは,光の表情に触れる行為でもあります。
そうすることで、光のつくる色の現象として目の前にある出来事をとらえていきたいのです。

□ 塩井一孝
「ラウンドスケープの皮膚」をテーマとした立体作品を制作しています。そして今回は,故郷を流れる「五ヶ瀬川」を題材に制作したものを発表します。一連の作品は、五ヶ瀬川流域の岩や流木などの表面の凹凸(テクスチャー)に着目し,その表情を黒鉛を用いて紙の上に写し取る「フロッタージュ」という手法を制作の起点としています。その場で感じた巨岩の存在感や新緑の鮮やかな光の表情など、場所の記憶や時間を表現することが作品制作の醍醐味であると感じています。

■ 懇親会
6月24日(土)pm7:00~

DMデザイン 今林寛晃(建築家)