小林裕児・瀬辺佳子 二人展

Yuji Kobayashi・Yoshiko Sebe Exhibition

2004年9月 4日(土) - 9月26日(日)

■ DMテキスト
太古、女たちは地べたに尻をつけ、韻律に呪文を載せ土と水でまがまがしき造形物を立ち上げ火に託す。そんな現場に僕たちは立ち会うことはできません。しかし瀬辺佳子の彫刻にはそんな何千年も前の時を思わせる生々しい何かが宿っています。地べたから直に発生し自在に変形され内なるエネルギーにより生動するこの無二の彫刻群と、小林裕児の濃密な空気の中で中吊にされた(古裂に蜜蝋で表わされたーエンコスティック技法)人物がこのギャラリーの中でどの様な時間と空間を生み出すかどうぞ楽しみにご来場ください。         
小林裕児

■ 小林裕児プロフィール
1948- 日本(東京) 画家 1974年東京藝術大学油画科、同大学院修了。
1989年にそれまでの細密な画風を転換、1996年「夢酔」で第39回安井賞を受賞した。
現在は、ギャラリー椿を中心に国内外で多数の個展を開催。
制作は毎年春陽展に展示する油彩/テンペラの3メートル半の大作にとどまらず、版画、立体、や膨大な量のドローイング、齋藤徹氏等とともにおこなうライブペインティングの試みなど常に新しい絵画の可能性を探求している。

1948 東京都生まれ
1974 東京芸術大学油画科大学院修了
1984 春陽展新人賞
1989 細密な画風から大転換をはかる
1987 第64回春陽展賞 
1994 HOPPER HOUSE 個展(Nyacニューヨーク)    
1995 第39回安井賞受賞
1997 新潟県小国町芸術村会館個展
2002 日本秀作美術展、安井賞40年の軌跡展
2002 斎藤徹氏等とライブペインティングをスタート
2002 (なんば高島屋、ギャラリー椿、キッドアイラックホール、岡本太郎美術館、アサヒアートスクエア 他)
2003 高島屋巡回個展
2004 日本橋三越小林裕児展
2007 高島屋巡回個展
2007 「日韓交流美術展」(梨花女子大ギャラリー)
2007 「小林裕児・夢現飛行」(Bunkamura・ギャラリー)
2008 北京ビエンナーレ2008
2012 多摩美術大学教授就任
2013 ポーランドLODZ大学サマーセミナーにて講師
2015 多摩美術大学美術館/東京
2018 中丿沢美術館/群馬
画廊香月・ギャラリー椿・みさき画廊・新潟伊勢丹・日本橋三越・高島屋・ギャラリー憩ひ・渋谷西武などで個展

収蔵 横浜美術館、新潟県立美術館、佐久市立近代美術館、黒部市美術館
 オペラシティ美術館、青山学院女子短期大学、明星大学
 モスフードサービス、社会福祉法人新生会、山の上ギャラリー 他  

■オープニングレセプション 
9月4日(土)PM5:00~
「小林裕児×瀬辺佳子トーク」PM6:00~