ART FUTURE 2024

2024年1月5日(金) - 1月7日(日)

Gallery MORYTA

ROOM
#1005&#1011

■ 会期
2024/1/5(金) – 7(日)

■ 開催時間
VIP View
1/5(金) 11:00 – 15:00

Public View
1/5(金) 15:00 – 19:00
1/6(土) 11:00 – 19:00
1/7(日) 11:00 – 19:00

■ Venue
Grand Hyatt Taipei:台北君悅酒店
台北市信義區松壽路二號10樓

■ ART FUTURE 2024 公式サイト
https://www.art-formosa.com/?action=fairs&id=2


出展作家
About artist

– 鳥越 一輝 / Kazuki Torigoe
– 東 真里江 / Mariei Higashi
– 陳 柏源 / CHEN Po-Yuan
– 韓 詠竹 / Han Yong-Zhu
– 蔡 昱廷 / Tsai Yu Ting

● 鳥越 一輝 / Kazuki Torigoe
1986年福岡県生まれ。
2007年日本デザイナー学院九州校卒。荒々しく画面と格闘するような抽象的表現で知られる。世に巣食うあらゆる欺瞞を打ち砕くが如き、激烈な筆致を伴っている。 アートが本来持つ深み・重さを追求し、自己の感情により近づこうと、人間が描くストロークの限界を打ち破るための試みを実施。独自の手法「beyond stroke」を生み出し、唯一無二の世界観を作り上げた。覚醒を促さんと嗾けるそのスタイルはかつて福岡で生まれた奇跡の前衛美術集団「九州派」の系譜をも感じさせる。 最近の主な展示「2022.22のヌード」TORIGOE KAZUKI exhibition 2022 22 nude paintings」(GALLERY MORYTA、福岡)「ART FAIR ASIA FUKUOKA」「Infinity Japan 2023」(台湾、台北)「ART KAOHSIUNG 2022」(台湾、高雄)。 第1回タガワアートビエンナーレ英展大賞受賞(2019)

● 東 真里江 / Mariei Higashi
1991 長崎県生まれ
2012 佐世保市立看護専門学校卒業
2017 独学で絵を描き始める

脆さや儚さと共にある力強い生命、死にゆく生命という現象に打たれる。
行き場のない葛藤や衝動、自身の苦しさが、さし迫って来て、壊れてしまいそうでした。どうにか事態を好転させようと、絵を描いたのが私の始まりです。それまで美術は義務教育で習った程度で、自身で絵を描くことも無く、アートにも関心がある方ではありませんでした。

必要に駆られて描くことになりましたが、描くことで、自身を知り、解かれて、そして許していくようでした。これまでに感じたことのない歓喜を覚えました。また、知らない自分(自分とも言えないような私を超えた何か)と出会うことが面白く、ますます描くことにのめり込んでいきました。救われると同時に、未知を切り開いて進んでいくような、言葉にし難い体験が、私の生きる世界を拡げていくような実感がありました。そうして、私は一生をかけて自身の可能性を拡げたいと、覚悟を決めたのでした。

絵に現れているのは、私の人生そのものでしょうが、その中でも看護師として経験したことは大きく影響しているように思います。特に五年ほど手術室で勤務していた経験は、私の人生で最も重要な時間でした。手術に携わり初めて見た人体は驚くほど精密で、驚くほど脆いものでした。それは私にとって強烈な体験でした。他者の体はもちろん、私自身の体もそうであること。植物や動物やあらゆる命も、この世界も同様であること。その不思議さ、恐ろしさ、素晴らしさが差し迫ってきて、全身を打たれるようでした。死を受け入れて生きる人の様子、治療にともなって回復していく姿、傷が治癒していく過程などを見ていると、その命が途轍もなく鮮やかに感じられたのでした。そういう脆さや弱さと共にある力強い生命が、とてもうつくしく感じられたのです。

世の中には、分かりやすい二者択一的な考えが多くありますが、何事にも捉えきれないほど様々な面があるのではないでしょうか。 答えがない中で、型に押し込めず矛盾を持ち続けること、描き続けることが私の問いでもあります。表裏、善悪、美醜、生死… 一見相反することも共存するような、そういう血の通った表現をしたい。そう思うのは、残酷なこの世界を肯定したいからかもしれません。生命や世界の、ありのままこそがうつくしいとも思うからです。

● 陳 柏源 / CHEN Po-Yuan
2023 書畫/CROSS – 集保結算所當代藝術賞 安卓藝術 台北 台灣
2023 Loophole ANB Tokyo Riopongi 東京 日本
2023 Artistes Taïwanais Exquis Exposition d’Art Galerie Mona Lisa 巴黎 法國
2023 匯聚的分岔點—臺南新藝獎 索卡藝術中心 台南 台灣
2021 高雄獎 高雄市立美術館 高雄 台灣
2023 臺大藝術季 NTUArtFest《洄 Reviver》 臺灣大學 台北 台灣

最近、私は「ガーデニング」や「旅行」から影響を受けており、庭園、池、湖など、地域の生態系など視覚的インスピレーションを観察してきました。
池の下の水草や浮遊する波紋、地元高雄市の澄んだ湖に映る白い雲などを通して。
あるいは高雄の澄んだ湖に映る白い雲には多くの抽象的な言葉を組み合わせられていると思います。
このような創作を通して感じることは、絵は空の広さなどの制限を超えた想像力に満ちているということです。
これは雲の最も基本的な自然の性質、すなわちその存在への回帰だと考えます。

● 韓 詠竹 / Han Yong-Zhu
2020 「此糸」油畫創作聯展 台藝大二校區 板橋 台灣
2020 「烏鴉 artart 叫」書畫系 15 級班展 台藝大美術大樓 板橋 台灣
2022 「目的性荒誕」4 人聯展 台藝大真善美藝廊 板橋 台灣
2022 「框框外的形狀是框框」 中正紀念堂三樓藝廊 台北 台灣
2023 【玉兔迎福 2023 年兔年春季展 】 宛儒藝廊 台北 台灣
2023 《草圖/瓷土/亮片/印/工具/路上/影子/玻璃質/狗骨頭/Liminal/三股棉線/肛月工》-當代美學理論與實踐成果展 台藝大美術大樓 板橋 台灣

版画のテクスチャーを使い、渓谷の空中に浮かぶ早朝の露の表情を作り出しています。

● 蔡 昱廷/ Tsai Yu Ting
2023 臺大藝術季 NTUArtFest《洄 Reviver》 臺灣大學 台北 台灣

水山集落(1642M、233676、2592505)の山奥を過ぎ、阿里山エリア最後の樟脳精製工場跡、日本統治時代にあった何百もの世帯が58年の共和国の終わりとともに残る最後の樟脳精製に使われたストーブ、台湾の樟脳脳産業は終わりを告げ、地図上では絶滅している。
作品は、クスノキの樟脳と台湾の繰り返される歴史と集合的な記憶を探索し、境界を構築しようとするものです。
土地と残骸は人々の生活とこれまでの記憶を忠実に提示し、歴史の歩みとともに時折振り返り、人々は目的に集中したり、あるいは散り散りになったり。放棄は文明の必然であり、発見から理解へ、残された手がかりが全体像を見れるよう教えてくれます。
骸骨の装置は、神々や自然とのコミュニケーションの媒体であると同時に、構造物の境界に入り込み、振動を利用して生命を再現する儀式のシンボルでもあるのです。