田上允克 展

MASAKATSU TAGAMI EXHIBITION

2006年5月27日(土) - 6月18日(日)

■ DMテキスト
美しい色彩、素晴らしい構成、確かな技術、風が通るような空間、そしてユーモアと毒性を合わせ持った稀うな作品を制作し続ける田上允克の最近作(紙にミクスドメディア)を中心に、約30点を展示。
田上氏は人生の中で、自分の情熱を妨げるすべてのものを断ち切り、絵画という創造に注ぎ込んできました。ほとんどの人にとって、情熱は時間の経過と共に、生活の為等という名目によって失われていきます。社会の中で活かされる私たち人間にとって、こうした生き方は言葉で置き換えるほど生易しいものではありません。この類い稀な「情熱の持続」を成し遂げること、そして集中力こそが才能なのだと思います。
 
■ 田上允克プロフィール
1944年に山口県生まれ。
山口大学で哲学を専攻し、大学卒業後、72年に上京。東京の鷹美術研究所で学ぶ。
1974年に初めての個展を開き、鋭い筆致で描かれた幻想的な世界の絵画作品と版画を展示する。
田上允克は自問自答しながら、独学で技術を学び、一貫して芸術の道を歩んできた。
34歳の時、東京の画廊で初の個展を開催。
以後、けっしてグループにも属さず、公募展にも関わらず、ただ絵を描き続け、その時々に最新の作品を発表してきた。
作品は、紙やキャンバスに描かれ、表面上に様々な材料が使われおり、また、経験から生み出される豊富なイメージは圧倒されるほどに溢れている。
また、多様性においても無尽蔵と言っても良いほどの表現力のために、多くの人は、それらの作品がたった一人の作家から生まれたということを聞いて、驚愕されるはずだ。
そして、作品一点一点の完成度の高さから、観る者をけっして飽きさない。
作品の特性は、まず色使いのセンスの素晴らしさ、巧みな技量、そしてあらゆる物事に対する飽く事のない好奇心が顕著に表れている。
後悔のないよう一切の関係を遮断し、自分にとって興味のある対照だけを、ただもくもくと描き続ける才能、これが彼の強烈な個性なのです。
これこそが、まさしく創造の喜びなのであろう。
だからこそすべての彼の作品、そして作品の細部にいたるまでに、真の透明感を感じることが出来るのだ。
一般の世界 、そして芸術の世界においても、あらゆる有名であろうとする行為をはね除けて、ただひたすらに絵を描き続けること、芸術的創造だけに注ぎ込むことによって、田上は真の芸術家としての生き方をまさに見い出した。
    
■ Opening
5月27日(土)pm4:00~ 「田上允克を囲んで」



「2004 no11283」
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「2004 no01141」
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