Kagari Yusuke – FLOWER OF WALL

Kagari Yusuke exhibition

2015年5月 9日(土) - 5月31日(日)

■ DMテキスト
アートとか、ファッションという枠の概念を、カガリユウスケさんは意図も容易く超越し、融合させてしまう。
「流行」に囚われない「普遍」的な美を私たちの日常にさりげなく提案し、単調になりがちな毎日をドラマ的にさえ演出してしまう。
ギャラリーモリタから発信するart for fashion、<身につけるアート>いよいよ3年目がスタートする。

これは何に見えますか?
実際に触れて、肌触りを感じてみてください。
何かに似ていると思いませんか?
正解は壁です。
あなたが日常的に目にする、コンクリートやしっくい、
そうした壁をイメージしてこのカバン作品は作られています。
使用塗料は通常のペンキに比べ厚みがあり、樹脂に似ています。
時が経つにつれ劣化してゆく現実の壁のように、
この素材は使用するうちに細かいひび割れや剥離などが生じ、どんどんと変化していきます。
最初は固いですが、使い込むうちになじみ、柔らかくなります。
服に色移りすることはほとんどありません。
がつんと荒く、お使いください。

■ カガリユウスケ プロフィール
2005  kagari yusuke(カガリユウスケ)スタート。
2006 「DESIGNTIDE TOKYO 2006」に参加
2007 「wall 01」(P2G )/「MOTデザインバザール」(東京都現代美術館)参加
2008 「wall 02」(P2G )
2009 「wall03」(ROCKET)/「wall04」(六本木新美術館SFT)
2010 「2.5d」(P2G ) 「the new market」( 五反田廃墟)参加
2011 「100年の壁」(P2G )
2012 「虚像の質感」(P2G )
2013 「壁を持ち歩く」(Gallery MORYTA)/「巣展」(P2G )

What do you See?
If you touch this,does it resemble something?
The answer is, “a wall”.
The concrete and cement which you look upon everyday are the inspiration for these bags.
The paints used are thicker, they have more depth.
The abrasions and stains of everyday use create an original piece.
The path of your everyday life will shape the design of your original bag.
Please use it roughly and wildly!
With Thanks,
会場BGM
SANMI https://soundcloud.com/sanmi-sc
明松 佑介 / Yusuke KAGARI
2005年から壁のようなカバンを作る作家として活動。平均すると年に一度のペースで開催する個展を土台に活動中。2012年秋葉舞子に師事。現在は東京を中心に活動。1984年 大阪府生まれ。
http://www.yusukekagari.com